9/28 (土) ~目が点!日本の看板・広告~
皆さん、こんにちは!
今日は孔子の生誕日で、教師節でしたね。
日本にはこのような祭日がないので、学生から授業の後で「教師節快楽」と言われ、??と思っていたのですが、後でその意味を教えてもらってようやく理解した私です。
感謝の気持ちを言葉にするのは良いことだし、教師としても学生から改めてお礼を言われると、「もっと頑張ろう」と思えるし、素敵な祭日だと思います。
日本でも「教師節」、出来たらいいのになぁ。
これは、川にゴミを捨てることへの注意喚起の看板です。
普通の看板と違っておもしろいのは、関西弁で書かれているところです。
では、関西弁と標準語を見比 (みくら) べてみましょう。
関西弁
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標準語
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イタッ
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痛 (いた) いっ
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何すんねん
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何するの
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川は アンタの
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川は あなたの
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ごみ箱 ちゃうでぇ~
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ごみ箱 じゃありませんよ~
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早よ(はよ)
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早く
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拾いよし
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拾いなさい
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次は関西弁のリズムやイントネーションを味わってみましょう。
*下線部と太字 (ふとじ )のところは高く、そして強く読みます。
いたっ
なにすんねん
かわ は あんたの
ごみばこ ちゃうでぇ~
はよ
ひろいよし
関西のおばちゃんになったつもりで、読みましたか??
実際に声に出して読んでみると、この川が関西のおばちゃんのように、思えてきませんか。
この看板では、川を人に 喩 (たと) える擬人法 (ぎじんほう) が使われています。
この看板を見ると、関西のおばちゃんに怒られているような気持ちになって、
ゴミを捨てる人も減 (へ) るのではないかと思います。
他人の目があると思うと、誰だってなかなか悪いことは出来ないものですから。
普段は見過ごしてしまう看板も、実は色々と工夫 (くふう) されているんですよ。
来週も作成者の気持ちが込められた看板・広告を一緒に見ていきましょう。
お楽しみに☆
それでは、今日の単語です。
< 動詞 >
・見比べる あれとこれとを見て、比べる。
例) 彼は初めて見る双子 (ふたご) の妹と私とを見比べて、驚いている。
・味わう 物事の意味や趣旨を深く考えること。
例) 世界の童話 (どうわ) の名作を味わう。
・喩える 分かりやすく説明するために、ある物事を例として取り上げること。
・見過ごす 見ているが、気づかないでいること。見落とす。
例) 赤信号を見過ごして、渡ってしまった。
< 名詞 >
・ リズム rhythm
・ イントネーション intonation
・ 擬人法 (ぎじんほう) 人ではないものを人に見立てて表現すること。
< 文法 >
☆ Vたつもりで < 仮(かり)に~したと考えて、という意味。>
例)
学生たちはプロのモデルになったつもりで、ウォーキングしている。
(「実際にはそうではないが、プロのモデルになったと考えて」という意味。)
☆ Nのようだ < 物事の状態や性質などを他の何かに例えて表現する時に使う >
例) 彼女の心は氷のように冷たい。
では、また明日会いましょう。
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